ファクタリングの仕組みと手形割引との違い

ファクタリングの仕組みと手形割引との違い

手形のいわれは、内容の証明となる証文に、手形をしたことから始まったとされています。

日本史の勉強で、教科書に出てくる通行手形や関所手形といったものは、形や仕組みこそ変わったものの、現在でもビジネスで盛んに利用されています。

そこで、手形割引とファクタリングの違いについて、詳しく学んでおきましょう。

知っておきたい手形の仕組みとは

手形の仕組みは、現代のあらゆる商取引に欠かせない存在で、買い付け側が手元に現金がなくとも、商品の購入ができるといった性質をもつものです。

買い付け側は購入先に対して、約束手形を発行する事で、現金を払わなくても商品を入手できるといった便利なものです。

ここまで聞けば、手形の仕組みは、ビジネスの上では大変便利なものであることが、お分かりいただけるでしょう。

しかし、手形には必ず支払期日といったものが存在し、満期日となる支払期日から3営業日以内の支払呈示期間に、現金を請求することができるものです。

では、この期間を過ぎてしまえば、支払わずに済むのでしょうか。答えはノーで、期日を過ぎてしまった手形でも、請求する権利は存続し続けます。

手形の種類にもよりますが、おおよそ6ヵ月から3年間は、法的にも手堅の効力が有効となります。

また法律によって、時効の進行を止める事もでき、差し押さえや仮処分などの方法でも可能となります。

手形割引の仕組みとその方法

まず、手形割引とは、発行された約束手形に支払期限が来ていないにもかかわらず、換金を行う事をいます。

約束手形は、決められた期日に、お金を支払うことを約束したもので、通常ではこの満期日にならなければ現金は支払われません。

ただし、銀行や手形割引サービスを行うノンバンクなどで、必ず手形割引を行うことになっています。

銀行やノンバンクは、割引人であり、手形割引を利用する人物を割引依頼人と称します。

支払期日以前に現金化する流れは、支払期日までの日数・短期プライムレートといった金利で計算し、そこから割引料を差し引かれますので、通常では3日で現金化が可能といった仕組みとなっています。

割引手数料を差し引かれますが、支払期日よりも前に現金化できますので、早く現金を入手したい会社にとって、手形割引は大きなメリットとなるものです。

ただし、額面に応じて印紙を貼る必要があり、別枠での事務手続きも必要となります。

ファクタリングと手形割引との違い

日本でも、12世紀の鎌倉時代、手形によく似た仕組みが存在していました。

活発に手形が使われ始めたのは明治時代で、売掛債権が手形という証書で残り、これを譲渡を売却するといった構図がありますので、ファクタリングの手法によく似ているといえます。

つまり、手形割引もファクタリングでも、現金化を行うには、特定の手数料を差し引かれた後に、期日よりも前に現金化できるといった共通点があるわけです。

では、ほとんど同じものなのでしょうか。実際には、ファクタリングと手形割引とは大きく異なる点があります。

それはデフォルト、つまり売掛先の倒産や、債務不履行に陥ったケースで、その後の処理が両者では大きく異なっていきます。

手形割引の場合、売掛先がデフォルトしたケースでは、金融機関は現金化した会社に買取を請求できるという手形法があります。

つまり、現金化した後でも、買い取りの義務があるということになります。ファクタリングは、ノンリコースといった手法で、相手先が倒産しても買い戻す必要はありません。

まとめ

2社間との取引の間で発生する売掛金は、売掛債権といった形になりますが、手形では証書という形で残り、手形割引によって売却できるのも、ファクタリングの仕組みとよく似ています。

ただし、ファクタリングにはノンリコースがあり、リスクがほとんど見られないのがその特徴と言えるでしょう。

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